近年ネット副業で最も注目を集めているクラウドソーシング。初心者から始めることのできる簡単な仕事から、上級者まで活躍できる仕事まで、幅広い仕事がありながらも、時間に縛られること無く取り組むことができ、サラリーマンから主婦まで幅広い層が利用しています。そこで、クラウドソーシングが副業に向いている秘密から、稼ぐ秘訣までをご紹介します。
クラウドソーシングってどんなビジネス?
先ずはクラウドソーシングの基礎からご紹介します。そもそもクラウドソーシングってどんな仕組みなの?という疑問から、何故副業で人気があるのかまで、バッチリ紹介します。
クラウドソーシングの仕組み
クラウドソーシングの仕組みを簡単に説明すると、仕事を外注したい企業と、仕事を受けたい個人を繋げるサービスのことです。
クラウドソーシングサービスには『仕事を依頼したい』企業と、副業や空き時間で『働きたい』個人が何万人も登録されています。企業は働きたい人へ仕事の内容や報酬額をまとめたプロフィールを提示し、働きたい人は沢山の企業のプロフィールから自分に合ったものを選びます
こうして繋がった個人と企業が、仕事のやり取りを行うサービスなのです。もちろん仕事を依頼する人が個人であってもOK。逆に仕事を受ける人が企業であってもOKです。
副業に向いている理由
では何故このクラウドソーシングが副業に向いているのでしょうか。ネット副業には沢山のビジネスがありますが、ほとんどの副業で言えるは、稼げるか稼げないかが紙一重ということ。下手をすると損してしまうなんてことも…。
その点クラウドソーシングでは、企業が決めた仕事と、その仕事に対する報酬額が存在します。そしてその仕事をこなすことで、確実に収益に変えることがでるのです。
これは自分で展開していくビジネスと違って、物が手元に残らないというデメリットもあります。しかしクラウドソーシングでノウハウを掴めば、直接のオファーが来たり、ノウハウを生かして独り立ちすることもできるんですよ。
クラウドソーシングのお仕事
上で紹介したように、クラウドソーシングは、副業を始める人にとってとても始めやすく、収益に変えやすいビジネスです。では企業から依頼される仕事にはどのようなものがあるのでしょうか。クラウドソーシング内の仕事は、大きく分けて8つ。
- 記事ライティング
- イラスト・デザイン
- アンケート回答
- 写真撮影・加工
- システム開発・構築
- スマホアプリ開発
- ネットショップ運営代行
中でも需要と供給が多い仕事は、記事ライティングの仕事。専門的な知識やスキルまたは機械が無くても始めることができ、まとまった報酬を得ることができるのが特徴です。このように、クラウドソーシングでは沢山の仕事があり、誰でも始めることができます。
おすすめのクラウドソーシングサービス
上で紹介したように、クラウドソーシングサービスには、沢山の企業と副業をする個人が集まっています。そんなクラウドソーシングのサービスにはどのようなものがあるのでしょうか。
国内にはなんと、50を超えるサービスが存在し、沢山のビジネスがやり取りされています。そんな中から自分に合ったサービスを探し出すのは大変!ということで、国内のおすすめサービス10社を紹介します。もしどのサービスにしようか迷ったときは、上位3社のどれかに登録すれば間違いありませんよ。
1位.CrowdWorks(クラウドワークス)
クラウドワークスは、国内最大のクラウドソーシングサービスです。登録されている仕事のカテゴリーは200種類以上あり、クラウドワークスに登録していれば、ほぼ全てのクラウドソーシングビジネスを選ぶことができるでしょう。
またシステムや機能も充実しており、認定ワーカーシステムによる認定を受ければ、より高額で質の高い仕事をすることができます。他にも、源泉徴収の自動作成機能が付いているなど、個人が使いやすく、企業にとっても嬉しい機能がいっぱいです。
- システム利用料は報酬の5~20%
- 安心の仮払いシステム
- 報酬受け取りは「時給制」と「固定報酬制」の2つから選べる
- 源泉徴収機能が付いている
- 認定ワーカーシステムでプロ認定が受けれる
- AIによる規約違反の取り締まり
2位.Lancers(ランサーズ)
ランサーズは、日本で一番最初に誕生したクラウドソーシングサービスです。老舗であり、国内で第二の規模となる大型クラウドサービスには、記事のライティングからWEB制作やイラスト制作など、様々な案件が登録されています。そしてそのどれもが取引の多いサービスとなっているのです。
仕事の受発注には『コンペ式』と『プロジェクト式』の2種類の形式があり、『コンペ式』では先に作品を出して、選ばれた作品に報酬が支払われ、『プロジェクト式』では事前に仕事の内容を取り決め、仕事が終わったときに報酬が支払われます。
- システム利用料は報酬の5~20%
- 安心の仮払いシステム
- 大手IT企業も発注者として参入
- 認定ランサーになれば報酬アップ
3位.ココナラ
ココナラは、Lancersと並ぶ大型クラウドソーシングサービスです。ロゴ作成やイラスト・デザインなど、クリエイティブ系の案件が豊富にあり、知識・スキルをもっている方が大活躍できます。
ココナラの最大の特徴は、『おひねり』と称される追加支払いシステム。取引の最中に、発注者が追加で仕事を依頼したい場合、基本料金にプラスして100~99,999円の追加料金を支払うことができるシステムです。
- システム利用料は報酬の10~25%
- 安心の仮払いシステム
- 自身の知識・スキル・経験を売れる
- やり取りは完全非公開で匿名可能
- 最低価格500円から簡単な仕事が発注できる
- 他サービスと比べて個人の発注者が多い
4位.CROWD(クラウド)
クラウドは、国内最大級のポイントサイト『げん玉』を運営する、株式会社リアルXが提供するサービスです。150文字~1,000文字の文章作成やデータ入力など、初心者でも始めやすい仕事を多く扱っています。
最大の特徴は、同社サービスの『げん玉』で貯めたポイントと、クラウドのポイントを共有できるということ。貯めたポイントは現金だけでなくAmazonギフト券やTポイントにも交換可能です。
- ポイント換金制だから報酬未払いの心配なし
- ポイント制で手数料の概念無し
- 初心者に向けの案件が多い
- 報酬はポイントで獲得でき、現金やギフト券と交換できる
- 国内最大級にポイントサイト『げん玉』とポイント共有できる
- 女性6割と女性に人気で、全体の4分の1が主婦
5位.サグーワークス
サグーワークスは、23万人を超えるライターを会員に持つ、ライティングの仕事に強いクラウドソーシングサービスです。仕事の内容は、5,000文字を超えるような上級者向けのライティングから、簡単な記事作成・アンケート・記事チェックといった、初心者向けの仕事まで扱っています。
小さなライティングからコツコツとノウハウを積めば、高単価のライティングで報酬の高いライティング案件のオファーを受けることもできますよ。
- ポイント換金制だから報酬未払いの心配なし
- 最短1分で登録できる激早承認
- ポイント獲得TOP10に入ればボーナス支給あり
- 報酬はポイントで獲得でき、現金やギフト券と交換できる
- プラチナライターテストに合格すれば報酬単価アップ
6位.Craudia(クラウディア)
クラウディアは、レンタルサーバー運用からアプリ制作、そしてメディア運営まで手がける、株式会社エムフロの提供するクラウドソーシングサービスです。株式会社エムフロがメディアやアプリに強いこともあり、サービス内で多く扱われる仕事も、ライティング・ロゴのデザイン・アプリ開発などの、知識やスキルを活かせる仕事が多く取引されています。
クラウディアの最大の特徴は、手数料の安さ。他クラウドソーシングサービスの手数料が5%~20%の中、3%~15%の手数料は、仕事を選ぶ方にとっても嬉しいですね。
- システム利用料は報酬の3%~15%
- 安心の仮払いシステム
- SNSアカウントなどで気軽に登録可能
- キャンセル料0円
- 完全非公開設定あり
- 短時間で簡単にこなせる仕事も多い
7位.Shufti(シュフティ)
シュフティは、副業で仕事をしたい主婦が活躍する、クラウドソーシングサービスです。1日10分程度の仕事から始められるため、時間に追われる主婦でも始めやすいのが売りです。
実際に依頼の来る仕事には、ドラマのアンケートや感想を書く仕事など、主婦でもやりやすい特徴がありますい。
- システム利用料は報酬の10%
- 安心の仮払いシステム
- 主婦が活躍する
- 1日10分程度からOK
- サポート体制が充実
- 人気のタグから仕事が見つけやすい
- 昇給あり
8位.ママワークス
ママワークスは、主婦のために作られた求人応援サイトです。求人でありながら、決められた企業への勤めや、定時出社をする必要が無い求人が多く、在宅ワークができる、クラウドソーシングサービスとしても人気を集めています。
特徴は、初めてサービスを使う主婦にも優しいカウンセリングや動画口座があること。電話で希望の仕事を相談だきたり、初めての仕事でも動画で事前に仕事内容をイメージすることができます。
- スキルや特技をアピールできるシステム
- キャリアカウンセリングあり
- 在宅ワーク動画口座
9位.Sinobiライティング(シノビライティング)
シノビライティングは、記事ライティングに特化したクラウドソーシングサービスです。多くのやり手アフィリエイターや、大手メディア企業が本気のライティングを望んでいるため、仕事をしながらライティング能力を伸ばしていくことができます。
ライティングサポートシステムでは、コピペチェックや記事の完成度チェックなどがありライティングの向上には全くの抜かりがありません。
- ポイント換金制だから報酬未払いの心配なし
- 報酬はポイントで獲得でき、現金やギフト券と交換できる
- 最短10日で報酬受け取り可能
- 記事ライティングに特化
- コピペチェックシステム
- ライティングサポートシステム
- ライティングの評判が高い
10位.workshift(ワークシフト)
ワークシフトは、日本最大級の外国人登録者を誇るクラウドソーシングサービスです。世界210カ国・10万人以上がサービスに参加しており、海外に目を向ける企業が多く集まっています。
扱う仕事も特徴的で、各国語の通訳・翻訳・ネイティブチェックといった案件が多く扱われています。中には海外へ行って調査する仕事もあり、海外経験のある方にはもってこいのサービスです。
- システム利用料は報酬の10~25%
- 安心の仮払いシステム
- 行政からの依頼もあり
- 10万人以上の海外ユーザーがサービスに参加
- 海外に目を向ける企業が多い
効率良く稼ぐには?
上に挙げたように、クラウドソーシングサービスには沢山の種類と特徴があります。中でも人気のサービスには250万を超える登録者が利用しており、高額報酬案や人気の案件はすぐに定員が埋まってしまいます。
ではこのような競合が多い中で稼ぐためにはどいのようにすれば良いのでしょうか。ここからは、クラウドソーシングサービスで上手に稼ぐ方法を紹介します。
得な仕事を探す
クラウドソーシングサービスは、初心者でもできる案件が多いといっても、発注する企業は初心者クオリティの適当な仕事を望んでいるわけではありません。
自分が自身を持ってクオリティを出すことのできる仕事を選ぶことにより、発注する企業からの信頼を得ることができ、次への仕事に結び付けることができます。
小さい仕事をこなすよりも大きい仕事にチャレンジする
簡単なアンケートや、感想を書く仕事は、知識やスキルが無くても気軽に始めることができますが、やはりその分報酬は安い。中には100円を切るものまであります。このような仕事ばかりしていては、いくらこなしても大きな対価は返ってきません
大きな対価を得るには、大きい仕事にチャレンジすること。とは言っても、はじめから5,000文字を超えるライティングするのは中々難しいかと思います。初めは150文字の短いライティングから初め、ノウハウを掴みながら徐々に大きな仕事をしていきましょう。
プロフィールを充実させる
クラウドソーシングサービスでは、ほとんどのサービスがプロフィール欄を儲けています。このプロフィール欄を充実させることは、企業から仕事を受けるのにとても重要な役割を果たすのです。
これまで自身がどんな仕事をこなしてきて、どんなことが得意なのかびっしりと書くことをおすすめします。
長く付き合える企業を探す
ひとつの企業と長く付き合うことは、仕事の効率上げ、受ける仕事の規模を大きくすることに繋がります。企業から受ける仕事は、ライティングであっても、クリエイティブであっても、開発であっても、どれもその進め方に若干の違いがあるのです。
発注した企業はそんな進め方が好きなのか、どんな仕事をすると喜ぶのか、長く付き合いながら効率を上げることで、信頼が高まり、受ける仕事の量や仕事の大きさも変わってきますよ。
企業からの信頼を得る
仕事を発注する企業から信頼をされることは、受注量や受注単価のアップに繋がります。逆に企業から嫌がられる仕事をする人は、仕事がなくなってしまうことも。
では企業から信頼される仕事とはどのようなものなのでしょうか。これから紹介する3つの条件を満たして、報酬のアップに繋げましょう。
メッセージへの返信を早くする
企業から仕事を受けるときは、ほとんどの場合、メールかメッセージアプリを使って進捗のやり取りをします。今どんな状況なのか、修正を依頼した部分はいつ修正できるのか、お金を払って依頼する企業にとってはとても気になります。
例え納期に間に合っても、返信がこなければ不安になりますよね。作業も大事ですが、それよりも返信をすぐに返すことは、発注者に安心感を与え、それが信頼に繋がります。
納期を厳守する
納期を厳守することは当たり前であり、必須条件です。しかし、この納期に間に合わない人は意外と多い。また納期ギリギリになり、発注者が納期の翌日にならないと確認出来ないこともあります。
納期は必ず守ること。そして遅くても当日の17時までには提出するようにしましょう。前日までに仕上げるなど、納期を早めることができれば、更に信頼は高まりますよ。
指摘や修正を無くす
クラウドソーシングで仕事をやり取りするに伴い、どうしても負担になるのが、お互いの認識のズレによる指摘や修正。ほとんどをメッセージでやり取りするクラウドサービスでは、お互いが思っていたことがずれるケースはよくあります。
こういったズレを起こさないためには、途中経過を報告して確認をとること。そして同じ企業と長く付き合い、その企業や担当者の特徴をよく捉えることが求められます。
まとめ
副業には沢山の種類がありますが、これだけ沢山の企業が個人に仕事を依頼するのは、クラウドソーシングサービス以外内には無いでしょう。そして仕事を受けた側は、仕事をこなすことで確実に収入を手にすることができます。
このように、空いた時間を確実にお金に変えることのできるクラウドソーシングサービスは、とても副業に向いていると言えます。なかでも国内最大級の3サービス『クラウドワークス』『ランサーズ』『ココナラ』は、クラウドソーシングを始める上で、欠かせないサービスと言えます。