アナリティクスを使う上でどうしても覚えないといけない専門用語がいくつかあります。
正しく理解して分析を行い、サイトの改善に役立てましょう。
この記事では「セッションとは」「ユーザー数、PV数との違い」を紹介します。
セッション数とは
セッション数は以前は「訪問数」と呼ばれていて、ユーザーさんが訪問した回数のことをセッション数と言います。
セッションは訪問して離脱するまで一連の動作のことを言います。そのため、離脱するまでの間は何ページを閲覧した場合でもセッション数は1回ということになります。
しかし、1日に2回サイトを訪問するユーザーさんもいますよね。
どうやって別の訪問として判断しているのかというと、以下の3つのルールで新しいセッションして判断されます。
- 訪問して最後の動作から30分以上経過した場合
- 日付が変わってしまった場合
- 別のサイト(ページ)からリンクを踏んで訪問した場合
このルールにより、朝と夜にもサイトに訪問した場合は30分以上経過しているので、別のセッションとしてセッション数が2カウントされるということになります。
そして、知られていないことが多いのが3番目の「別のサイト(ページ)からリンクを踏んで訪問した場合」です。
例えば、Googleであるキーワード「A」で検索してサイトに訪問し、その後すぐに「B」というキーワードで訪問した場合もセッションが切り替わります。
ユーザー数との違い
さきほどの例の朝と夜にサイトに訪れた場合、セッション数は2ですが、ユーザーさんは同じ人なのでユーザー数は1としてカウントされます。
PV(ページビュー)数との違い
ページビューはセッションやユーザー数に関わらず閲覧するたびにカウントされます。
朝10ページ夜12ページを閲覧した場合は、22カウントされていることになります。
セッション数を増やすには
googleなどの検索エンジン(SEO)や、SNSからアクセスを増やしトラフィックを増やすこと。
そして、ユーザーさんにまた来ていただけるようにサイト内の改良を行うことなどが考えられます。
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まとめ
セッション数は、ユーザーさんの訪問回数を指す重要な指標となるものです。
googleの独自のルールによる訪問を判別しているという特徴があります。
ただ、セッション数にばかり気を取られていてはいけません。
セッション数はあくまで訪問された数です、増えただけでは売上に繋がらないということはよくあります。
「直帰率」・・・サイトに訪れたが1ページで離脱した割合。
「ページ滞在時間」・・・ページに訪れてから離脱までの滞在時間。
「CV(コンバージョン)」・・・アフィリエイト広告などの成果につながった数
「クリック数」・・・アフィリエイト広告などのクリックされた数
など他の状況を知る数値を元に、そのセッションが売上に至っていない原因を考察していくことが大事です。
是非、売上の高いページや低いページなどの状況を確認してみましょう。